古刹での同性カップルの結婚式が人気 地道に人を呼び込む工夫をしている京都がすごい
京都の寺で同性カップルの挙式プランが人気だそうです。
ホテルと古刹が同性婚プランを提案
京都のホテルと古刹(こさつ)が手を組み、同性のカップルが挙式するプランが海外で注目を集めている。ホテルグランヴィア京都(京都市下京区)と臨済宗 の「春光院」(同市右京区)が今春、観光も兼ねたプランを海外向けに売り出した。同性愛に寛容な欧米で反響を呼び、問い合わせが相次いでいる。
同性婚:「京都の寺で挙式いかが」海外向けプラン人気 - 毎日新聞
ホテルグランヴィアといえば、ビジネスユースも多い少しランク高めのホテルではないですか。
記事によれば、レズビアンやゲイなど性的少数者「LGBT」の人たちに利用してもらおうと、2006年に「国際ゲイ・レズビアン旅行業協会」に国内のホテルで初めて加盟し、社員研修も続けてきたとのこと。
にわかにビジネスチャンスに乗っかったのではなく、下地があってこそ、このプランがあるんですね。
Hotel Granvia Kyoto Creates Spectacular Gay Weddings - HOTEL GRANVIA KYOTO
お寺で同性婚の挙式って?
春光院では、プランのスタート前に既に海外の同性カップル5組が挙式している。最初は4年前。春光院で座禅を体験したことのあるスペイン人の女性カップルから寺で挙式したいと依頼され、受け入れた。米国に7年間の留学経験がある副住職の川上全龍さん(35)に、同性愛者は身近な存在だった。川上さんは 「日本の仏教には同性愛を禁じる教えはないし、周囲のサポートが大事だ」と考え、短文投稿サイト「ツイッター」やブログで式の様子などを発信してきた。
なるほど、同性愛を禁じる教えはない、と。同性婚の挙式を受け入れている理由が実にシンプルでよいですね。
京都というとなんとなく固いイメージがあったので、このシンプルさは意外でした。
また、海外から訪れたお客さんから、挙式したいと依頼されるというのも、日本人に限らず訪れた人と良い関係をきちんと築いているという証拠ですね。
ホテルもお寺も、また来たいと思われるような取り組みをちゃんと積み重ねていますね。さすが、日本を代表する観光地、京都です。
日本政府観光局も紹介
この同性婚プランは、日本政府観光局のサイトでも紹介されています。
日本政府観光局のサイト自体がどの程度海外の人に見られているかというのはあると思うのですが、政府観光局が紹介しているというのは、一定のアピールになるのではないでしょうか。