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夜のながら歩きは危険 性犯罪被害、2割はスマホ・イヤホン使用中

 女性なら見逃せないニュースです。

 

性犯罪被害者の2割が「ながら歩き」

 京都府内で今年に入り、強姦(ごうかん)や強制わいせつの性犯罪に遭った女性のうち約2割の人が被害を受けた時にスマートフォンを見たり、イヤホンで音楽を聴いたりしていたことが23日、府警への取材で分かった。スマホやイヤホンを使うと犯人が近づいても気付きにくい。府警は夜間外出時はスマホなどの利用に十分注意するよう呼び掛けている。

性犯罪被害、2割はスマホ・イヤホン使用中 京都府内 (京都新聞) - Yahoo!ニュース

 

 イヤホンで音楽を聞きながら歩く人は、以前から一定数いますが、スマホのながら歩きについては、まさに最近の傾向といえるでしょう。

 今年3月にNTTドコモが渋谷スクランブル交差点の歩行者が全員「歩きスマホ」だったらというシミュレーションを発表し、話題になりましたが、そのシミュレーションで、他の人とぶつかる人、スマホを落とす人などが続出していることからわかるように、スマホのながら歩きをしていると、目の前の人もよけられないような注意力しかないということです。

 記事では京都の傾向を紹介していますが、これは、京都府内に限ったことではないはずです。

 

スマホは手に持って

 とはいえ、女性が夜道を一人で歩くのであれば、私は、スマホは持ったまま歩くべきと考えます。

 それは、万一の際にすぐに通報できるようにするためです。

 緊急通報のしやすさはガラケーに劣るかもしれませんが、スマホには通常、ロック中であっても110番などの緊急連絡ができる機能がついているでしょうから、何かあればいつでも電話できる状況をつくっておくにこしたことはありません。

 

つねに周囲への注意を

 また、先ほどの記事では、こんな事件も紹介されています。

 京都市左京区で昨年5月以降に連続発生した強制わいせつ事件でも、被害女性のうち少なくとも3人がスマホやイヤホンを使って歩いていた時に被害に遭った。別の強制わいせつ事件では帰宅時に背後から男が室内に入り込んだのにイヤホンをしていた女性が気付かなかったという。

 

 見知らぬ人が知らないうちに家に入り込むなんて、恐ろしいことです・・・! ただ、こうしたことは、周囲に気を配っていれば防ぐなり、助けを求めるなりして、未然に防ぐことが可能です。

 

 具体的には、できれば人目のあるところを歩く、なるべく早い時間帯に帰宅するなど心がけることが一番ですが、そうできないときも、周囲に気を配り、自覚をもって身の安全を確保するということが大切です。

 特に、帰宅が遅くなりがちな人ほど、遅い時間帯のひとり歩きが日常となり、気をつけようという意識が薄れがちだと思うので、よりいっそう気をつけたいですね。